【8】ミスティコミステリオ グスタボブシオ製 品 前回、6月ですね。2022年CMLLフェルサゲレーラとアトランティスの確執についてふれたのですが、遺恨対決は続いていて、その後、アレナネサで再び、マノアマノありました。フェルサは、マスクやぶりと反則攻撃ばかりで、もう試合になっていないのだけれど、アトランティスだけにターゲットをしぼっていて、この二人はこの秋マスカラ戦やるのかもしれないと思ってました。 ここのところ、アニベルサリオでは、カベジェラ戦や、マスカラ戦（女子）が続いていたので、今年は、マスカラ戦になるのは確実だと思っていました。二人のマスカラ戦になるのでは…と。 外れてはいなかったです。そして、いい線いっていた。 今年のアニベルサリオ89、9月16日アレナメヒコでは、レレボススイシーダ（死のタッグマッチ）トーナメントが行われました。 予選があってそこを抜けてきた4チーム、A（アベルノ、ウルティモゲレーロ）が、B（アトランティス、フェルサゲレーラ）に勝ち、C（アトランティスJr、ストゥーカJr）がD（ドラゴンロホJr、ソベラノJr）に勝った。 決勝でCがAに勝って、Cのふたり、アトランティスJrとストゥーカJrの二人のマスカラ戦となりました。 さて、ここまでですでにおかしいと思いませんか？どうして勝ち残った二人のどちらかがマスクを脱がねばならないのか？ マスカラ戦トーナメントはよくあるのですが、負け残りが最後にマスクをかけて戦う、そういうケースが圧倒的です。アニベルサリオ80のラソンブラとボラドールJrのように。 けれど、今年のアニベルサリオでは、勝ち残りマスカラ戦となった。ここのところが非常に面白いというか、ルチャリブレです。 よく見ると、チームを組んだ二人が、因縁ある敵同士になっています。素顔のAは置いておくとして。Bのアトランティス、フェルサゲレーラ、DのドラゴンロホJr（テンプラリオの代打）、ソベラノJrは、今年に入って、マスカラ戦あれば予想、の第1位2位といったところでした。 CMLLは、どうもここをダミーにして、次代のエースと目されるアトランティスJrの出世試合を企画したのではないかとおもわれます。テクニコのアトランティスJとストゥーカJが抗争に入ったのは直前だったので、余計に。 アトランティスJrは、レジェンドの父を持ちますが、若干親の七光りみたいなところがありました。けれど、この試合では、空中戦を得意とするストゥーカJrにつきあい大きなルチャを見せました。花道からのオーバーザトップロープのフライングボディアタックは、身体の大きなこの選手ならではの大技です。ストゥーカも、いったいどれだけ飛ぶんだというくらい、ミサイル式プランチャーで攻めた。敗れてしまったけれど、すごく良い試合でした。 それでもまさか、今年のアニベルサリオ89メインに、ストゥーカJrが上がるとは思っていませんでした。わかっていれば、前回のローリン製ストゥーカJr今回出していました。もう一人くらい入札してくれたかと（笑）。 ミスティコのコラボマスクは、ブラックウォリアーや、ウルティモゲレーロ、ソンブラボラドールJrなど数多ありますが、このマスクは、レイミステリオJrとのコラボです。ミスティコがWWEに行った時には、ブシオ製でまた違うコラボマスクが作られましたが、それではありません。このマスク、残念ながら、どの試合で使われたかについて探し当てることはできませんでした。 ただ、マスクの出来は大変良くて、バランスよく整ったマスクです。出来上がりから13年経っているのでとしましたが、目立った痛みはありません。リクラプンティーニ、ホログラム合皮です。【9】へ続く。