【模写】江戸前期◆佐々木志頭磨 和漢朗詠集抄書巻(佐々木志津磨 大師流 志頭磨流 書家 唐様 遺墨 墨蹟 節約 国文学 合璧 和歌 漢詩)

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【模写】江戸前期◆佐々木志頭磨 和漢朗詠集抄書巻

商品説明 佐々木志頭磨の詩歌巻物です。

和漢朗詠集から、春と秋の情趣馥郁たる漢詩と和歌を抜書しております。

大師流を基調としながら、淡く滲んだ筆運びにて独特の志頭磨流を開いた鬼才の逸品です。



◆佐々木志頭磨
江戸前期の書家。京都の人。大師流の藤木敦直に師事。明代の「内閣秘伝字府」をまなび,唐様をとりいれて志頭磨流をおこす。加賀金沢藩につかえ,おおくの門人をそだてた。元禄8(1695)年没、77歳。通称は七兵衛。号は静庵,松竹堂,専念。

〔本文〕
気霽風梳新柳髪。氷消波洗旧苔鬚。

いはそそぐたるひのうへのさわらびのもえいづるはるになりにけるかな

野草芳菲紅錦地。遊糸繚乱碧羅天。

ももしきのおほみや人はいとまあれやさくらかざしてけふもくらしつ

盛夏不消雪。終年無尽風。引秋生手裏。蔵月入懐中。

天の川あふぎのかぜにきりはれてそらすみわたるかささぎのはし

をぐらやまふもとののべのはなすすきほのかにみゆるあきの夕ぐれ

切切暗窓下。要々深草裏。秋天思婦心。雨夜幽人耳。

きりゝゝすいたくななきそあきの夜のながきうらみはわれぞまされる


〔訓読〕
気霽れては風新柳の髪を梳(くしけづ)り、氷消えては波旧苔の鬚を洗ふ。

野草芳菲たり紅錦の地、遊糸繚乱たり碧羅の天。

盛夏に消えざる雪、年を終ふるまで尽くること無き風、秋を引きて手裏に生ず、月を蔵して懐中に入る

切々たり暗窓の下、えうえうたる深草の裏、秋の天の思婦の心、雨の夜の幽人のみ


・合わせ箱が付属します。
・縦27.5cm、横682cm(最大幅。若干の誤差はご了承下さい)
・少々折れ・虫食い・シミがございます。

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